道東を走ると、たまに道路の近くでも鶴を見かけることがあります。感動します。ただ運がよくないと見れません。釧路に鶴公園があり、ここに行くといつでも見られます。
鶴公園は、不思議なところで、檻の中で鶴を飼育しているわけではありません。湿地帯に8つの柵が作ってありますが、天井はないので、鶴は自由に出て行くことができます。この柵の中に、オスとメスの番で二羽ずつ住んでいます。三羽入ってる柵もありますが、一羽は子供です。昨日行ったときは、すべての柵の中に鶴がいました。ちょうど給餌の時間(9:30)だったからでしょう。去年行ったときは、いない柵もありました。他の鶴がエサを食べに柵の中に入ってきそうなもんですが、縄張りがあるので、それはありません。
こんな顔
エサは魚の切り身でした
実に自然に見えるでしょう
サギもエサをねらって来てました。カラスも来てましたが
カラスは嫌われ者で、近づくとすぐ鶴に追い払われ
てました。ヒナを狙うので、鶴に嫌われてんですね
スズメ
番は一生相手を変えないので、鶴公園のひとつの柵が縄張りになると、生きてる間は、ずっとそこに住んで子育てをします。その番が死んでしまったときには、別の番がどこからかやってくるんでしょうか、不思議です。
昔はわたり鳥だったので、本州でも見られたそうですが、乱獲と土地開発のため、1920年代には30羽程度にまで数を減らしてしまったそうです。手厚い保護のおかげで、現在は北海道に1200羽(と鶴公園に書いてあった)ほどが生息しているそうです。最近は本州に再び遠征にでかける個体も出てきたそうで、GWに福島に泊まったとき、3ヶ月ほど秋田にいた丹頂が、いなくなったので、北海道に帰ったのでしょうと、ニュースで言ってました。
右側のやつは去年生まれた幼鳥
親鳥に追いかけられてました。飛ぶ訓練なのか
追い出そうとしているのか
幼鳥はまだ頭が赤くなってません
これ去年行ったときの写真だけど
もしかしてこのヒナが上の幼鳥かな?
これは今年生まれたヒナ
3ヶ月で大人と同じ大きさ
これはもしかしてタマゴを温めている?
世界中で3000羽しかいないタンチョウが、北海道に1200羽で、なお増えているそうです。大事にしていきたいものです。佐渡のトキも増えればいいですね。