子供のころ、深山幽谷を描いた墨絵を見て、思ったものでした、「こんな急な山ねえだろ」 「中国かこれ?」 北海道には斜面の急な山は、あまりありません。なだらかに山々が連なっています。ところが東北の山々は、傾斜が険しい。怖いぐらいに険しい。おまけに細い円錐形の背の高い針葉樹(名前分かりません、スギ?)がその斜面にあるもんだから、余計に急に見えます。山々の中を通る道を走ると、道の横の山が道路に覆いかぶさるような錯覚すら覚えます。峠道がまた怖い。片側が谷のようにざっくり落ち込んでいます。「落ちたら絶対上がってこれないな」というようなところがいくつもあります。林道も今回何箇所か走りましたが、道自体は良く整備されていて、とても走りやすいんですが、片側が谷で、実に怖い。ガードレールもなしに、いきなり90°(に見える)落ち込んでます。眺めてる分にはすばらしい山なみなんですが、走るのは正直言って怖かったなあ。
そういえば、阿武隈山地は、けっこうなだらかに感じました。やっぱり、日本国中走って、いろいろ実際見てみたくなります。来年は、まだ行ったことのない山陰地方に行ってみたい。