じゃじゃ麺とは、うどんのようなきしめんのような麺の上に特製味噌が、のっていて、それをぐちゃぐちゃと混ぜて食べるという盛岡の三大麺のひとつです。

このじゃじゃ麺、おいしいんだけど、何か物足りない。初めて食べたのは、5,6年前、盛岡に出張で同僚と一緒に食べました。わたしはまずまずおいしいと思いましたが、同僚は「うまくねぇ」と酷評してました。2度めは昨年東北に行ったとき、食べました。やはり何かが足りない。なんだろう。
札幌に1軒だけじゃじゃ麺の店があります。2度ほど行きました。「おや、盛岡で食べたのと何か違う」 そう、味が濃いんです。ギトギト、ドロドロの味噌ラーメンを食べなれてる道産子の舌に合うようにアレンジしてるんでしょうね。
今回、盛岡で三度目のじゃじゃ麺。しょっぱそうなんですが、試しに、味噌だけを箸でつまんでなめてみました。「いける」 、全然しょっぱくありません。混ぜないで、たっぷり味噌をつけて麺を食べてみました。「うまい! こんなにうまいじゃないか」 ついに分かりました、じゃじゃ麺の謎。テーブルの上に味噌のつぼが置いてあり、お好みで入れてくださいと書いてあります。たっぷり、最初の5倍ぐらい入れ、ぐちゃぐちゃとかき混ぜて食べました。「うまい」 あっという間に食べ、チータンのときも、さらに味噌をドカっと入れて飲みました。いやあ、堪能しました。
よく考えてみたら、去年東北で飲んだみそ汁がことごとく薄くて、「なんじゃ、こりゃ」でした。わずか数百キロしか離れていないのに、この味覚の違いはどこからくるのでしょうか。実におもしろい。私が店から出たとき、東京のナンバーのBMWがやってきましたが、あの人はどう感じたのでしょうか。興味あるなあ。
しかし、こんなに、どっちゃり味噌を入れる食べ方してたら、店の人に「もう来ないでくれ」と言われたりするかも。まあ、そんなに頻繁に盛岡には行けないし、札幌の店ではせいぜい2倍ぐらい味噌を入れれば十分だし(^。^)